かつやま抄−3月−山の木句会
山の木句会 (指導者 嶋屋都志郎)
選者吟
老人に老人の欲梅の花 嶋屋都志郎
句 会
日の射せば庭に降り来て冬雀 石丸 徳子
待つものの何もなければ春を待つ 榎並 貞子
福詣帰りに拾ふよごれ猫 白石 浩輔
公園に四股踏む男春近し 高橋 草天
次の世へつづく約束冬の虹 武智 和美
早春の風を聞きをり城の門 二宮 玉恵
冬の海白く光りて峠道 浜屋 真
落葉踏む音一日の暮るる音 松本かつら
祖母の手と同じ皺の手春を待つ 渡部 節子
灯油買ふ冬の匂ひと思ひつつ 和田 節子
- 2019.03.04 Monday
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- 13:42
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- by sushimaruh