かつやま抄−2月−天狼 いつき組紙上句会

いつき組紙上句会「雪の座」 (指導者 夏井いつき)


選者吟
音といふおと雪となるしづかな音       夏井いつき

句 会
黒髪に許されてまだ雪でいる        鞠月

臥す母の雪のにほひのするといふ      凡鑚

レース後の呼吸整ふる馬へ雪        桜井教人


雪の影ばかりなりけり雪の底        大塚迷路

山祇の針吹く如き雪を浴ぶ         中原久遠

突き通す傘の穴雪つて碧い         ヤッチー

雪片を次々逃がす大樹かな         希望峰

結び目に雪すぐとけてしまふ雪       るびい

雪降ると木箱のワイン鳴りにけり      朗善

新宿に玻璃の断崖雪が降る         雪うさぎ

 

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