かつやま抄−5月−山の会句会
山の会句会 (指導者 大西素之)
選者吟
雑誌より零るる活字借どき 大西素之
句 会
朴芽吹く清潔な空あけてあり 池田さち子
春愁のはちみつ匙を途切れざる 東 麗子
ほろにがきものいとほしむ春の膳 吉田百千草
うぐひすや角の取れたる角砂糖 武知 眞美
足湯していざ花人となりにけり 三好 忠士
花の名をよく知る人と蝶の昼 西田 礼子
子の駆けて転んで雀隠れかな 名本 敦子
囀りの光のつぶて抱く大樹 沢田 美文
白木蓮や自然で良しと書き遺す 大野美代子
早春の寄木細工の床光る 土居 桂子
- 2017.05.02 Tuesday
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- 02:08
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- by sushimaruh